K1など人のバイクをいじっている間に自分のFはと言うと、中々の好調で
阿蘇までの一人ツーリングでも何の心配する事もなく、往復200kmをスンナリと終わり絶好調の状態でした。
インプレとしてはこれまでノッキングの嵐だったのが細かく点火時期がセッティング出来るので、
スロットルをラフに開けてもノッキングが発生しにくくその分クラッチが滑り出し、
まるでパワーアップしたかのように力強くなりました。(^^)
ただ、つい先日近くのスタンドまで燃料補給に行った時、パスパスと失火して調子がイマイチ。
お~~、やっぱりきたかー。このままうまく終わるとは思っていなかったので
落ち着いてトラブルシュートの開始です。
まずは入力回路の点検からです。
↓の画像の上半分はフォトカプラーからの信号、下半分はPICへの入力信号です。
最後に不定期なノイズのような波形が出ています。
これではミスファイヤの出て当たり前です。では入力回路前のピックアップコイル信号と比べて見ました。
下がピックアップコイルからの信号、上がその信号から出力したフォトカプラの信号。
上側の左側にノイズが発生しているのがわかりますよね。
ピックアップのノイズ対策をやっていたのに何かの拍子に外れたのでしょうか?
もう一度手直しをして計測したらこんな波形になりました。
ノイズも消えてきれいな波形になったでしょ!
これでエンジン始動をしたら調子は抜群でかなり期待が持てそうです。
やはりわたしの電子工作技術ではトラブルが予想されますので、ここで振動点検をしてみました。
エンジンを始動した状態でSP-TDCに振動を与えて調子をみます。SP-TDC本体をシェイクするように
上下左右に揺さぶってもエンジンは何も反応が無かったので、
次はドライバーの柄で各パーツにショックを与えてみました。
すると突然エンジンストップ、その後まったく掛かる気配がありません。幸いにもエンジンが始動しないので
点検はしやすいかも? では入力回路から
両方ともきれいな信号が入力されてます。ではPICからの出力どんなでしょう!
信じられないような波形です。これから推測するにはPICから
MOS-FETまでの何らかの不具合でノイズが発生している。
色々とテスターで電圧や抵抗を計測しても不具合は発見出来ず。仕方無しに手前の方から
抵抗、トランジスタ、MOS-FETを交換するも何ら変化なし。
そう言えば先日K1につけたSP-TDCも同じような波形が出ていたことを思い出した。
あの時はMOS-FETを交換したら調子よくなった、今回はMOS-FETを交換しても変らない。
ましてそんなに頻繁にMOS-FETが壊れるとは思わない。
で、よくよく調べてみるとMOS-FETの取付不良でした。
よくこんな取付でエンジンが掛かっていたなって感じです。
しかし電子工作初心者の私には色々なトラブルが発生します。(^^)