PICイグナイタ

数年程前SP-TDCと出会い、点火制御の楽しさを覚えて、自分で初めてCB-F用のPIC制御イグナイタを作成をしました。

その頃の開発時のブログはこちら!

モニター頂いたインプレはこちら!

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仕様は3D点火と画像下側のボリュームを回すことで1000rpm毎に点火時期を設定できるので、当時それなりに楽しみました。






少し前にそのPICイグナイタをお渡ししていたNさんが、エンジンOH~キャブセッティングを終えられ、いよいよ点火セッティングに挑戦です。

今回は上記仕様にプラスして、マルチ点火機能を増設しました。

Nさんの綺麗なCB900Fで調子が良さそうです!
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ここからは、Nさんからのレポートが届きました。


下の画像は初期設定状態で、ここからセッティング開始です。
イメージ 3
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1)PICイグナイタ 写真状態
ノーマル点火で、高速道路から市街地で約230km走行した。
◆〜8000rpmまで、非常にスムーズな回転上昇・パーシャル状態になる。
エンジンの回転が最もまろやか。
トルク感は、4000rpmから増幅してきてワクワクしてきて、アクセスのつきがよくなる。
失火は感じ取れない。

2)PICイグナイタの状態
上記1)に対して、〜4000rpmをそれぞれ進角方向に約2目盛分回転させる。
1)のセッティングと比較すると、〜4000rpmまでは力(トルク感)が増す印象となったが、2500rpm前後で失火が発生する時がある。

3)PICイグナイタの状態
上記1)に対して、〜4000rpmをそれぞれ遅角方向に約3目盛分回転させる。
1)に比べると振動が増加した。特に2000rpm前後のエンジン回転数の時に低速でギクシャク感が発生した。2)の時と同回転で失火が発生。

◆マルチ点火
2500rpm前後で失火あり。

まとめ
PICイグナイタに変更する前と比較すると明らかにスムーズな回転上昇をする。CBのエンジンがなめらかにまわると、なんとも表現しにくい共鳴というか“鳴き"出すので調子が良くなったのがよくわかる。
ボリューム調整で性格が変わりとてもおもしろい。特に4000rpm以下の常用回転域では顕著に変化が感じ取れる事ができて、好みに応じた特性が出せる。これはおもしろい。

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少しノイズの影響があるようなので、対策を施す予定ですが、点火セッティングを楽しんで頂いているようです。

点火セッティングって、やりだすと癖になるんですよね~~(笑