CB-F用 イグナイタ その3

自作イグナイタをいよいよ実車に取付けです。
 
机上ではうまくいったけど、どうなるでしょう(ワクワク)
 
私のFはピックアップ部を改造してますので、本日はもう一台の弟のFで実験です。
 
ただこのF、バッテリー上がりの為に11月頃からエンジン始動してません。(^_^;)
 
ノーマルのCB-Fは寒い時の始動性が極端に悪いと話には聞いてましが。ここまで悪いとは・・・・・
 
エンジン始動まで2時間かかりました。(涙
 
一度、始動すればウソみたいに調子がいいんですよね。
 
さて、ノーマルイグナイタで始動したF、いよいよ自作イグナイタでの始動です。
 
イグナイタを交換して、セルスイッチを押すと・・・・・・・・
 
何事も無かったようにアッサリとエンジンが始動しました。
 
ただ、点火時期の調整が思ったほど進めることが出来ず、加工が必要でしたよ。
 
まずは、ノーマル状態  ↓
イメージ 1
 
この状態で最大に進めても2~3度程度でしたので、プレートを加工しました。
 
イメージ 2
 
下側も同じ用に広げてイニシャルを進めました。
 
インプレはSP-TDCでの3D程の変化はありませんが、中回転域を少し遅角させることで、スロットルレスポンスが上がりGOOD!
 
また、高回転でパンチがでて、すごく良い感じです。
 
これはSP-TDCも同じ感じでした。何でいいのか、ちょっと調べてみました。
 
まず、ノーマルアイドリング時のIGコイル波形です。
 
比較しやすいよいうにアースポイントを変えているので電圧は-15V付近が0Vです。
 
イメージ 3
 
 
次に自作イグナイタの波形です。
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大差は無いようですね
 
では、少し回転を上げて見ましょう。
 
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1サイクルが11msぐらいなので5000rpmちょっとですね。
 
では自作イグナイタの波形です。
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少し周期が短いけど11msぐらいですね。
 
何が違うかって、0Vになっている時間が長いでしょ!
 
ここがコイルへの通電時間、つまりドエルタイムです。どうやらノーマルイグナイタはドエルタイムでなくドエルアングルの制御かもしれません。
 
つまり、高回転になるほどコイルへの通電時間が短くなるのです。
 
自作イグナイタは設定タイム(今回は6msちょっと)を維持します。また設定タイム以下になっても1サイクルの半分をキープします。
 
つまり1万回転でも3msは確保するのです。(ノーマルは5千回転ちょっとで2msなので・・・・・)
 
このドエルタイムの差が高回転でのパンチになっているんでしょうね。
 
そのほかにも、千回転毎に点火時期が調整出来るので、好みに合わせたセッティングが出来ますよ。
 
 
ただ、問題は弟のFが今月末で車検が切れます。シーズンオフなのでしばらくは受験しないようです。
 
なので、楽しいセッティングが出来ない(^_^;)