前日の続きです。
ノーマル状態と同じ作動は確認出来たので、次のステップの各回転毎の点火時期調整。
まずは制御内容をご紹介です!
今回使用している16F88ってPICには7つのAD変換が出来るので、7段階の点火時期を制御します。
具体的には
1.アイドリング~2000rpm
2.2000~3000rpm
3.3000~4000rpm
4.4000~5000rpm
5.5000~6000rpm
6.6000~7000rpm
7.7000rpm以上
って設定しました。アイドリング~2000rpmは範囲が狭い気もしますが、
後は乗ってみたフィーリングで変更していきます。
点火時期の調整方法ですが、プログラム上で点火時期を遅らせるのは案外簡単ですが
進めるとなると、これが結構大変!私の知識ではまずムリのようです。
色々と考えた結果、イニシャルの点火時期を最大に進めます。
まだ計測してないのでわかりませんが、仮に10度進んだとします。
もし調整用のボリューム値が100%だったら、点火信号が入力されて直ぐに
点火なのでノーマルより10度進角状態。
50%だったら点火信号より10度待って点火するのでノーマル状態、
ボリューム値が0%だったら20度待って点火するので10度の遅角状態、
こんな感じで制御させてみたいと思ってます。
さて、ここで早速ハードの作成です。
ブレッドボード上でテストするより、基板上が安定しているので先にハードの作成です。
初期のSP-TDCのコピーですが・・・・・(^_^;)
次に進角プログラムです。こちらも前回CBX125でやっていたので、案外と簡単に出来てしまいました。
(プログラムはネタにできないので・・・・)
では机上テストです。上がIGコイルへの波形、下がピックアップの擬似波形になります。
まずは、100%の進角状態です。
ピックアップの波形とほぼ同時に通電が停止され、ここで点火されます。
イニシャルが10度進角なので、これで10度進化してます。
次に50%のノーマル状態です。
先程と比較すると上の波形と下の波形にズレがありますね。
ちゃんと10度遅れているでしょうか?
1サイクルが25msなので10度は25000÷360×10=694usとなります。
先程の波形の時間軸を拡大すると ↓
ズレが約700usで、ちゃんと10度遅れて点火しているようですね。
では0%の10度遅角状態です。先程と同じく1サイクル25msなので20度待つので1400us遅くなるはずです。
っね!ちゃんと遅れているでしょ(^^)
ちゃんと角度で計算してますので、どの回転でもこの角度で制御します。(確認は取れましたよ)
机上では完璧なF用自作イグナイタ、実際はどうなるでしょう。
お楽しみに!