CB-F用 イグナイター その5

前回から3Dに挑戦してまして、ブログの更新が出来ませんでしたが、
 
やっと記事に出来るようなネタが出来ました。♪♪
 
 
中低回転域の3Dでのフィーリングが何とか、この自作イグナイターで出来ないものか悩むこと2週間、

相変らずのプログラム変更でPCをニラメッコ。

3Dプログラムの考え方がまとまらず、変更しては戻し、また変更の繰り返しを何度やったことか(^_^;)

実現できそうな考えがまとまりました。

このイグナイターはガバナ進角をノーマル状態より約10度程進めて、

イグナイター側で点火時期を遅らせる補正をかけて制御してます。

なので、基本になるのはやはり2D進角。その2Dをノーマル状態に少し味を加えた程度にセッティングして

後はエンジンの負荷に合わせて、各回転域で、それぞれ遅角する角度を調整させます。
 
苦労して出来たマップこれ ↓ です。
 
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(実際はこんなにスムーズじゃなく、もっと荒っぽい制御になっていると思いますよ。)
 

では、どんな具合に制御しているかオシロで確認してみます。
 
まずは3D補正がかかる前、エンジン負荷が最大のときです。
 
上がピックアップからの信号、下がイグニッションコイルからの信号。
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上の信号が立ち上がって、少し遅れて下の信号が立ち上がってますね。これが遅角している時間です。

1サイクル20msなので3000rpmぐらいです。

20msなのでusにすると20000us。20000/360=55.5、1度遅角するのに55.5usになります。

ここでは10度遅角なので10倍の555usならノーマルと同じ点火時期となりますね。

それでは、ズームして確認です。
 
 
 
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500usちょっと遅れてますね。
 
ここまでは前回まで確認が取れていました。では3Dの確認です。
 
今回がバキュームセンサー繋いで制御を確認してみます。

バキュームセンサーの先にはマイティーバックっていう工具を借りてきて、負圧を強制的に発生させます。
 
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写真のレバーを引くと、ホースの中が負圧になる優れものなんです。
 
では、負圧を発生させてみましょう。
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その時の波形です。

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遅角が少なくなっているでしょう。
 
もう少し負圧かかけてみます。
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波形はどうでしょう?
 
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ブルーのラインが縮まり進角してますね。
 
ではアイドリング付近まで負圧をかけます。
 
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そうすると!
 
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ほとんどピックアップ信号と同時に点火してます。これで約10度進角ですよ。
 
ではでは、さらに負圧をかけると、
 
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今度は逆に遅角しましたね。これはエンジンブレーキ時のポンピングロス低減を狙って
 
遅角させてます。(効果があるかは不明)
 

と、まあこんな感じで3D進角は完成です。(^^)

ただ、実車につけてインプレと思ったんですが・・・・・・
 
2台あるCB-Fがどちらも車検切れ(涙)
 
敷地内を少し乗ったり、空吹かしではかなりいい感じなんですが、公道を走れないもので・・・・
 
 

ってことで、誰かモニターやってみませんか?
 
パーツ代やモロモロかかっているのでタダってわけにはいかないけど・・・・・
 
興味がある人はコメ(内緒OK)かここから連絡下さい。