自作イグナイタ その15(モニター編)

前回このブログでCB-F用の自作イグナイタのモニター募集をしましたが、モノに魅力が無いのか?
需要が無いのか?、応募頂いた人はおらず・・・(涙


そんな時、このブログでもたまに紹介しているザッパー乗りの微動さんより、「知り合いのザッパーに自作イグナイタを取り付けたい」って、連絡がありました。


こちらとしては違う車両のチェックも出来るので、もちろんOKです。

と言うことで早速取り付け開始です。さすがにCB-Fではないので、カプラONのポン付けとはいきません。
まずはデーター採取です。ちなみにこの車両、Z750FXⅢのフルトラユニットが移設してあります。
(ノーマルはポイント点火)

クランキング時のピックアップコイルからの波形です。CB-Fでは1V近くありますが、ザッパーは0.5V程度、ここはハード改造が必要でした。↓(今後作成するときは0.3Vでも作動できるようにします)
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次に1次コイル側の波形です。↓

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通電はじめの乱れた波形は通電開始時のマルチ点火です???(笑
ってことはないですよね。通電はじめに何らかの原因でONとOFFを繰り返しているようです。(原因不明)




それからIGコイルへの通電時間のチェックです。この車両のコイルはゼファー1100のコイルが付いてます。
先程の波形をズームアップしてみます。

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通電始めの1msは考えないことにして、右肩上がりの放物線が止まり、直線になったところがIGコイルに電気が満タンになった状態。
この車両の場合は2ms付近から始まり6ms付近で満タンになっているようなので、必要ドエルタイムは5msとなります。今回は少し余裕をもたせて6msの設定としました。(プログラム変更で対応)

その他レブリミット作動回転の設定もこの車両に合わせてプログラムしている間に、オーナーのgassyuさんが自分で取り付けです。

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ちなみに微動さんと島ちゃんがとなりから、「あ~~だ」「こ~~だ」とご指導を頂いたようです(^^)

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配線が終われば、取り付けは適当なスペースの置くだけなので簡単です。
今回はバッテリーの後ろに配置しました。

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エンジンはあっさり始動して調子は良さそうです。
1次コイルの波形も綺麗になり、画面を見ただけでも調子は良さそうですね(^^)
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上のノーマル波形と比べると放物線の立ち上がりが滑らかになっているし、満タンになるまでの時間も短縮、満タンになったときの電位差がノーマルは1.2Vに対して0.3Vと少ないのは、MOS-FETの内部抵抗が少ない証拠。

この日は天気も良かったので、4台でブラリと出かけてきました。

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相変わらず昭和チックな画像ですが・・・

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っで、肝心のインプレですが、オーナーのgassyuさん曰く。
「低回転から力強くなった!」「全体的に速くなった」「高校生の頃、原付の排気量UPした時の感じと似ている」などの感想を頂きました。

現段階では、概ね好評ってことと、レブリミッター機能も追加されたので喜んでもらっているようです。

gassyuさんレポートをお待ちしております。
出来ればトラブルレポートがブログネタ的には面白いのですが・・・(笑

もう一台モニターの申し込みがありましたので、また紹介させて頂きます。

モニター用のイグナイタも残り1個となりました。出来ればCB-Fでモニター頂きたいのですが、CB-F乗りのどなたかモニターしませんか?カプラーONで取り付け出来ますし、お金も頂きませんよ~~!