新たな試みです。
以前から「カタナ用のイグナイタを作ってくれ」と頼まれていた。
カタナも同年代なのでポン付け出来るだろうと思い調べてみると・・・
こちらがCBFのピックアップコイル付近の配線図
車両側から4本の線が出ているのがわかりますね。
そして、こちらがカタナ用の配線図
配線は2本しか出ておらず、内部で繋がっていることになっている。
なので、イグナイタに入力される信号はCBFの場合には↓
上と下の波形が交互に発生してます。
上の波形の25msと67ms付近の電圧が下がった時に点火している
カタナの場合は
CBFと比べると少し複雑になります。
CBFに置き換えて上の波形で想像すると、第1波の後下の波形が立ち上がる時に上側がマイナスに振れて、その後プラスになってます。なので、CBFの倍の波形が検出されます。
カタナ点火タイミングは、上の波形の18msや74ms付近で点火している(と予想)
しかし、上の波形の50ms付近の波形も信号としてマイコンに入力されてしまう。
マイコンへの入力信号をイメージすると、CBFの場合は
カタナの場合は
CBFの場合は立ち下がった後、立ち上がった瞬間に点火すればいいけど、
カタナの場合は同じく立ち上がりに点火(のはず)だけど、2回に1回となりクランク位置の判定が必要になってくる。
そうなるとプログラムで対応するしかないけど、中々いいアイデアが浮かばなかった。
悩むこと、数年?。先日MVXのプログラムを書いていると、いいアイデアが降りてきた。
忘れないうちに、プログラムしてCBFでテストをしたら、あっさりとエンジン始動まで出来てしまった。
もう少し煮詰めて、カタナ乗りさんへテストをお願いしたいと思います。