無事に走り出した自作イグナイタを搭載したMVX250F。
課題は
①発進時の力不足
②9500rpm付近での失火でした。
どうやら点火時期のプログラムに問題がありそうだったので見直してみた。
対策前の点火時期がこれ↓
課題①は計算間違いして急激に進角していたのが原因。
課題②は高回転の遅角に問題がありそう、ここは①とは逆にもう少し急に遅角させたがいいみたい。
なので、こんな感じの対策セッティングをしてみました。
3000rpmで最大進角、8500rpmで最大遅角としてみました。
ここで点火時期と車両側からの信号のウンチクを少々。
上記画像はピックアップコイルからの信号。
青矢印が遅角の信号。タイミングライトで見ると「F」マークですね。
上記グラフではBTDC14度です。
黄矢印は最大進角の信号。タイミングライトでみると「F」マークの右側の刻印です。
上記グラフではBTDC22度となります。
なので上下の直線はこの信号を待って点火するアナログ点火となり、その間の上昇・下降のラインがマイコンが計算して点火時期を決めるデジタル点火となります。
以上が私がサービスマニュアルをみて想像した点火時期のプログラムとなります。
これでいいのか分かりませんが、走ってみたら前回の課題は解消されて、何の問題なく調子よかったです。
ただ、走行後、ノーマルイグナイタに変えて点火時期をみたら、最大遅角がBTDC10度ぐらいになっていたようです。
こちらはどうするか今後の課題とします。