MVX250Fのイグナイタを自作してみた(その1)

前回MVX250Fのイグナイタを作ろうと思い立って、コンセプトは決めました。

 

今回は基板設計の前に、ピックアップコイルからの信号を考察してみました。

 

ちょうどクラッチの交換が必要だったので、ついでにピックアップコイルがどうなっているかを調べます。

 

一緒に回るギアの歯数が26なので360/26=13.8、TとFマークがほぼ一つの山の距離と同じで、Fマークが上死点前14度なので、ほぼほぼ間違いないかな?

突起の後ろを見ると、丁度2山分の長さがあるので突起は約30度波形を出していることになる。

画像の赤矢印が1.3番用ピックアップコイルセンサー部、黄矢印が下記画像の波形が立ち上がってる所、青矢印がマイナス側に下がり出す所と予想しました。

 

と言うことは、青矢印が上死点前14度で黄矢印が上死点前44度になるってことかな?

因みに上記波形はエンジン回転3000rpm、黄矢印から青矢印までの時間が1800usぐらい、3000rpmの周期は20000us/360=55.5usで1度回っていることになる。

1800us/55.5us=32.4度と予想の30度に近い数値となる。エンジンは均一に回転してないので誤差はあると思うけど、考え方としては間違ってないと思う。

 

さて、ここまで分析が出来たら後は

1.上記考え方で作動する回路図を引く

2.回路図がから基板データを起こす

3.基板を発注する

4.基板にパーツを装着する

5.設計した基板に合わせたプログラムを組む

 

こんな感じで作っていきます。