自作ECU その2

思ったより好評の電子工作ネタ。(^^)気を良くしてその2です。
 
これからのネタはプログラムの考え方を紹介しまが、私はプログラムの素人で完全なる独学です。
紹介する方法より良いやり方があると思います。よかったらアドバイス頂ければ助かります。(^^)
 
 

「自作ECUを作る」って目標は出来たので、まずは現状把握です。
 
私のCB-FはSP-TDC装着でピックアップ部は1ピックアップコイル&9突起ローターに改造しております。

ローターは30度毎に9個連続で突起があり、その後120度のは突起無しとなっております。
 
イメージ 1
 
 
その車両でクランク角信号と点火信号を計測してみました。
綺麗な波形でしょ!この波形を見てエンジンの調子が想像できた人はかなりマニアックかも(笑
 
イメージ 4
 
 
波形の説明すると、上の波形がクランク直結の9突起ローターからのアナログ信号をデジタル信号したに変換してPICに入力している状態。
30mから始まる5Vが長い箇所がローターの突起がない120度の部分、その後突起が近づくと0V と5Vを繰り返します。
左側の一度下がってその後立ち上がっている箇所が圧縮上死点前67度
                             (これはSP-TDCの初期セットアップ時に計測済み)
 
下側の波形がIGコイルー側、0V時が通電中で0V→から立ち上がった時に点火しております。
0Vの時間が7msecで設定通りですね。

それから点火時期もこの波形で見えてきます。SP-TDCの設定では点火時期が圧縮上死点前10度に設定しております。
 ↓ は先程の波形を拡大したものです。
 
イメージ 2
 

死点前67度から2サイクル後の立ち上がりより少し早く点火してますね。
1サイクルが30度なので第3波の立ち上がりは上死点前7度。それより少し早めなので上死点前10度で点火しているのが分かりますね。
 
 

では、プログラム作成の為の分析です。
クランク角度とクランク角信号の関係が把握できたので、信号に番号を当てはめます。
 
イメージ 3
 
こんな感じで番号を付けると、クランク位置が30度の半分、15度間隔で把握できる事がわかりますね。
 
次回はPICにクランク位置番号の認識方法を考えます。
 
うまく出来るかな???