以前開発したノーマルガバナ用のイグナイタ。
その基板を作ったのでパーツを付けてテストを中部地区にお住まいのNさんにお願いしました。NさんはCB900FとCB750Fを所有されていて、5年以上前からユニバーサル基板のイグナイタをお使いいただいて現在も調子よく使ってもらっています。
最初はノーマルコイルでお使いでしたが、現在は私と同じ4輪流用コイルにイグナイタを改造しております。今回の新基板イグナイタはジャンパーピンの切換でノーマルコイルと閉磁路コイルを切換できるように設計しております。また閉磁路コイル自体も新たに新品を購入されましたが、これまでの設定では作動せず、こちらで試作を繰り返し納品となりました。なので①ノーマルコイル ②流用閉磁路コイル ③流用新品閉磁路コイルでテストをお願いしております。さて上手く作動してくれるでしょうか?
取り付けるとこんな感じです。
以下Nさんからのレポートです。
①ノーマルコイル
閉磁路コイルに比較すると、中低速(低中回転)時のトルク感が薄い。
750Fの様なトルク感を受ける。
一方で、高回転へのつながりは、“カムに乗る”感覚が3パターンのなかでいちばんある。
全域で振動が少なく感じて“エンジンの調子がいい感覚”を受ける。
②4輪流用閉磁路コイル
ノーマルコイルに比較すると、中低速(低中回転)時のトルクが出ている感を受ける。
パーシャルからの加速時はノーマルコイルのトルク感をあきらかに凌ぐ。
中速から高回転へのつながりはとても力強く、
調子がいいエンジン感はノーマルコイルと同じ。
③流用新品磁路コイル
トルク感、加速感は4輪流用閉磁路コイルと同じ。
低回転時の滑らかさ、振動の少なさが4輪流用閉磁路コイル、ノーマルコイルより少ない感覚を受けた。
ノーマルコイル↓
閉磁路コイル↓
ノーマルコイルも閉磁路コイルも無事に作動したようです。
安心しました。
因みに本体内部はこんな感じです↓
さて次は何に挑戦しようかな?