PICイグナイター

1年ほど前、CB-F用PICイグナイターのモニターとして関東にお住まいのスエPさんにお世話になりました。
 
 
レポートを送って頂いたので紹介します(^^)
 
 
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早いものであっと言う間の1年で、仕事に追われたり、興味のままに資格取得やバイク関係のチャレンジをしているうちに、1年経っておりました。
当初、モニター企画に応募したときには継続的にレポートしようと考えていたのですが、中々思うように報告できませんでした。申し訳有りません。m(__)m
 
送付頂いたイグナイターに関しては、現在も使用しております。
何度かトラブルには見舞われましたが、自力で回復し、約11ヶ月間使用してみました。その結果についての感想と、現状についてお伝えしたく、メールさせて頂いております。
 
 
まず、11ヶ月間使用してみた感想ですが、
数回のトラブルはありましたが、基本的な回路設計やPICプログラムの破綻といった装置としての致命的なトラブルは皆無でした。
基本設計のレベルの高さに驚いております。
 
使用環境も、雨天時や、寒冷時、真夏の炎天下、高速道路での高回転を用いた連続運転、高所地での気圧の低い環境下など、1人乗り2人乗りの条件も含めて検証しましたが、予想以上の好結果でした。
 
最初は回路のパンクを心配して、1人で都内に出るのにもビクビクしていましたが、今は安心して家内と2人乗りでツーリングに出かけられます。
エンジンの調子も良いですね。
防水対策さえ万全に出来れば、純正以上のシステムと思います。
 
数回のトラブルに関してですが、
これは殆どがハンダの剥離が原因でした。セッテイングの際に、シート下からケースを引っ張り出す際にケーブルを引っ張るので、それが重なることにより、ハンダが外れてしまうようです。
この対策として、ケーブル長を調整した上で、ケーブルを留めているハンダを全てやりなおしました。
 
それと、可変抵抗が何度も調整しているうちに、ガバガバになってしまい、しっかり固定できなくなりました。
この対策は、可変抵抗を全て新しいものと取り替えました。
 
細かい部分では、回路のハンダが浮いてくることがありました。
原因は、振動によりユニバーサル基板の銅シートが剥離してしまい、半田が浮いてしまうようです。
対策として、ハンダの盛り方を工夫しながらハンダ付けをやりなおしました。
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今も調子よく使って頂いて点火時期セッティングを楽しまれたようで、現在はお渡ししたプログラムソースを変更して、IGコイルの性質に合わせたドエルタイムの変更も行って楽しそうですよ。
 
トラブルも乗り越えて使って頂いて感謝です(^^)
 
「純正以上・・・」なんて、あんまり褒めないで下さい。その気になりやすいもので・・・(笑
 
1年近く大丈夫ってことは、概ね成功ですね。
 
基本設計はSP-TDCと同じだから当たり前か!