本番プログラム

ガバナ進角のノーマル制御状態では完璧になったSP-TDC。
自分が作ったイグナイター(回路設計&プログラムはtochinさんですが)がノーマルより調子がいいのは中々気持ちが良いものです。
 
いよいよ本番プログラムに挑戦です。本番プログラムの具体的な内容は、ガバナ進角をなくして完全な電子進角。
まずはガバナ機構を無くしてローターを固定します。固定する時に遅角側に90度ずらして固定します。
今回の車両側の改造はたったこれだけです。(^^)
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右が改造前、左が改造後です。約90度ずれているのがわかりますよね。
 
溶接は例のごとく私の下手な溶接では心配なので、「溶接の達人マー君」にお願いしました。
さすがは達人、がっちりと溶け込んでます。
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これで電子進角への準備は出来ました。本番プログラムをPICに書き込みSP-TDCへ!
ここまでは昔、挑戦した他社流用と同じ、しかし今回のSP-TDCはここからが違う!
 
では何が違うかというと、巷ではかなり有名のようですが、私は初めてなので興奮ついでに説明します。
このSP-TDCはUSBケーブルでPCに繋げることが出来、PC画面で各回転ごとに点火時期が設定できます。
しかも机上ではわからないフィーリングを走行しながらボリュームを回すことで最適なセッティングが出るようになり、そのセッティングデーターをPC介してSP-TDCへ保存出来る。
またそのセッティングデーターをPCで保存出来、必要な時に呼び出しも出来る、かなりのスグレモノ!
 
では、セッティング画面をご覧あれ!
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全体的にはこんな感じです。インジェクションや3D進角メニューも組み込まれてますが、私はキャブの2D進角仕様です。(^^)
 
基本はノーマルに近い進角特性でプログラムされ、真ん中の設定数値(赤丸内)を回転域ごとに変えてセッティングしていきます。
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セッティングは各回転域でき、その時の設定数値をSP-TDCに書き込むことで容易なセッティングが出来ます。
 
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と、このSP-TDCの凄さがお伝え出来たでしょうか?
しかしこんなシステムを開発してしまうtochinさんが一番スゴイ!
 
で、車両に取り付けてエンジンを始動しました。アイドリングは中々落ちついております。
ボリュームを回すとエンジン回転や排気音が変化します。つい「お~~~」を叫んでしまいます。
今日は時間の都合でここまで、課題は始動性が悪いのと全体的なセッティングです。
 
本日の作業はSP-TDC九州チーム(いつも間にかにチームになってる(^_^))のshintaroさんが応援して頂きました。
shintaroさん暑い中ありがとうございました。(^^)