前回までにクランク角度を15度刻みだけど、把握できるようになりました。
今の状態でもエンジンは始動すると思いますが、制御がかなり大雑把でドエルタイム制御ではなくドエルアングル制御なので、進角しないポイント点火のようなものかな(^^)
さて、今日はドエルタイムの調整にチャレンジです。
今回も細かい設定は省き、大まかな考え方を分かりやすいように単気筒をイメージして説明します。
ザックリと言えば、ドエルタイムを一定にする為には1サイクルからドエルタイムを引いた時間から、通電を始めればよい話。
つまり上のオシロ画像で説明すると
①1サイクルが20ms
②ドエルアングル制御なので通電時間は8ms
③制御したいドエルタイムは6msとすると
④サイクルの始まりの前回の点火直後から20-6=14ms後に通電を始め、ってことになります。
④サイクルの始まりの前回の点火直後から20-6=14ms後に通電を始め、ってことになります。
では制御の考え方、使っているPICにはタイマーが3種類用意されてます。タイマー1はエンジン回転感知に使っているので、タイマー0を使います。
上記状態なら14ms後にタイマー0で割込みをかけて通電を始める命令を実行させます。
それで実行させたのが↓
入力信号に関係なく通電開始(青線)されているのがわかりますね。
エンジン回転を上げても
通電時間は一定になり、適正なドエルタイムが確保できます。
つぎは、点火時期制御に挑戦です。